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2025.11.06
感謝祭(Thanksgiving Day)
10月31日のハロウィンが終わり、街は早くもクリスマス気分が漂い始めていますが、アメリカでは、その前に感謝祭(Thanksgiving Day)に向けて街が盛り上がっていくそうです。 10月はハロウィン、11月は感謝祭、そして12月のクリスマス、と年末に向けて進んでいくのでしょうか。 日本では感謝祭はあまりなじみがなく、テレビニュースなどで感謝祭関連のネタ、例えば、"感謝祭を前にして七面鳥が逃げ出した"、などというのを見て、"七面鳥を食べるんだ”と思うぐらいですね。
感謝祭は11月第4木曜日に行われ、家族や友人と集い、日々の恵みに感謝を捧げる祝日で、七面鳥のローストやパンプキンパイなどの伝統料理が食卓を彩ります。 その起源は、1620年にアメリカに移住したイギリス人入植者が、翌1921年、先住民に助けられて初めての収穫を得たことを祝ったことに由来します。 彼らは先住民を招待して3日間の祝宴を開き、これが最初の感謝祭とされています。
このように、感謝祭、Thanksgiving Dayといえばアメリカのお祭りを指すことが多いのですが、お隣のカナダでも10月の第2月曜日が感謝祭の祝日となっています。 またヨーロッパ各国をはじめとして世界の様々な国でも収穫に感謝するお祭りや行事が行われています。
日本でも、11月23日の勤労感謝の日は、もともとは新嘗祭といってその年の収穫を神に感謝するお祭りでした。 戦後に宗教色を排して勤労感謝の日となりましたが、現在でも全国各地の神社ではお祭りが行われ、皇居では、天皇陛下が自ら育てた新穀を神々に奉り、ご自身も召し上がる最も重要な祭祀とされています。
収穫に感謝してお祭りを行うというのは、正解共通のことなのですね。

