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2023.03.11

英検取得「低年齢化」のメリット・デメリット

 英検取得が低年齢化しているようです。

 英語という教科を指導して約33年。英検取得が低年齢化しているようですが、小学生の低学年のうちに英検1級、2級を取得するメリットは本当にあるのでしょうか。
 柔軟性のある子供のうちに資格を取っておくと将来にもいい影響があるでしょうか。
 私の回りでは、低年齢(それこそ、まだ日本語も危ういうちから)英検を取った経験を持つ人が何人かいましたが、彼らは大人になってからはいたって普通の人です。 英検そのものが入試に使えるのは基本的に高校入試までで、大学入試ででは、推薦でない限りまず使えません。

 英検というのは感覚です。
 筆記で100点を取れば合格できますし、面接も相手の行っていることが分かって受け答えができればOKなので、合否はほぼ語彙力にかかっていると言っても過言ではありません。
 つまり、暗記力さえあれば取れる検定なので、頭が柔らかい子供の方が有利なのは明白です。 持って生まれた英語のセンスがなくても幼児専門塾に通えば合格は十分可能です。
 英語検定とは、公益財団法人日本英語検定協会による、日本で最も認知されている英語の検定テストです。 英検4級、英検3級など、保護者の皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょうし、受けたことがある方も多いでしょう。 2018年度実施の志願者数を見ると、小学校以下で約42万人なっています。2014年度は約35万人ですから、数年の間に10万人近く「小学生の英検受験者」が増えていることが分かります。 小学校で英語が必修化されたことも影響しているでしょう。

 果たして、6歳、7歳のお子様の思考に、英検2級が理解できるのでしょうか。

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秋山 深雪(あきやま みゆき)

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