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2022.09.10

デジタル教科書

 ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、文部科学省は先月(2022年8月)、2024年度に小学校5年生から中学3年生の「英語」で先行導入する方針を決めました。 その後、その次に現場ニーズの高い「算数・数学」の導入を検討するとのことです。 当面の間は、デジタルと紙を併用する予定です。 これに向けて今年度(2022年度)より、英語のデジタル教科書が全国に配布されており、その実績を受けての決定と考えられます。

 デジタル教科書というのは、出版社による違いもあるようですが、基本は紙の教科書と同じ内容に、音声、動画、3D画像などを加えて、学習効果を高めることを狙ったものです。 また、その特性から、他の学習支援ソフトやインターネット上との連携も考慮されているようです。 まず英語での導入が検討されたのは、音声データによる単語の発音の確認や、動画による会話場面の視聴など、上記の特徴が最も効果的に生かせる科目であると考えられたからとのことです。

 このような学習のデジタル化ですが、当アキヤマスクールでは、すでに英語について小学1年生から6年生までは、岡山初上陸のデジタル化英語を導入しています。 これは特に、自宅での発音練習や会話の確認などに有効と考えています。 また、自分のレベルに合わせて英語の読み物が読み放題のサービスも提供しており、英語を読む力の向上も目指しています。

 学習のデジタル化に対しては、使用するタブレット等の端末をゲームや動画視聴などの学習以外に使うのではないかとか、情報流出といったセキュリティの面は大丈夫かなどの、慎重な意見もあるようですが、世界的に見てもこういった流れは止められないようです。 将来的には紙の教科書はなくなってしまうのでしょうか。 そうなると、 ”小学生のころの教科書が出てきて、なつかしかったぁ~”、などということもなくなって、ちょっとさびしいような気もしますね。

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秋山 深雪(あきやま みゆき)

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