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2021.11.14

ハロウィン

 10月31日はハロウィンでした。 今年はコロナも収まって、渋谷の人出も多かったようですね。 当塾でもコロナの前には外国人講師を呼んでイベントを開催していたのですが、今年は通常授業の中で、"Trick or Treat"をやっただけでした。

      

ところで、私が子供のころ(1970年頃)にはハロウィンなんて、まあ名前は聞いたことがあるけど、仮装してお祝いなんてことはなかったなぁ~と思い、いつごろから日本にハロウィンが広まったのか調べてみると・・・・・。

日本で初めてハロウィンを取り扱ったのは、1970年代、キデイランド原宿店であるといわれています。 その後、1997年に東京ディズニーランドで仮装イベントが開かれ、ハロウィンの知名度が上がるきっかけになりました。 そして2000年代に入ると、お菓子メーカーやバラエティショップなどがハロウィン関連の商品を販売するようになり、ハロウィンが急速に広まっていったそうです。わりと最近のことなんですね。

そんなハロウィンですが、そもそもなんのお祭りかご存じでしょうか? もちろん、ただ仮装して騒ぐだけのものではありません。 手前味噌ですが、数年前に生徒さんやその保護者の皆さんにハロウィンについて説明したものがありますので、そこから引用してみます。

●ハロウィンの由来
ハロウィンは、古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていたサウィン祭が起源といわれています。 古代ケルトでは、11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていました。 しかし、悪霊も一緒にやって来て、作物に悪い影響を与えたり、子供をさらったり、現世の人間たちに悪いことをするといわれていました。 そこで人々は悪霊を驚かせて追い払うことを思いつき、仮面をかぶったり、仮装をしたり、 魔除けの焚き火を行ったといわれます。 その後、キリスト教とも深い関連を持つようになり、キリスト諸聖人のお祭りである「万聖節」の前夜祭(All Hallows eve)として祝われていました。 ”All Hallows eve”が訛って、ハロウィーン(Halloween)と呼ばれるようになったと言われています。

●トリック・オア・トリート (Trick or Treat)―「お菓子をくれなきゃいたずらをするぞ」
子供たちが仮装をして家々を回り、「トリック・オア・トリート」と言うと、言われた大人は「ハッピーハロウィン!」(Happy Halloween!)とか「トリート!」(Treat!)と返事をして、お菓子をあげます。
16世紀頃のスコットランドやアイルランドで、ハロウィンに子供や貧しい人たちが仮装をし、家々を訪れて歌を歌ったり祈りを捧げ、代わりにケーキをもらっていたのが、現代の「トリック・オア・トリート」の始まりだと言われています。 彼らを歓迎して食べ物をあげた家には幸運が訪れ、反対に歓迎しなかった人たちには不幸が訪れたとか。

●ジャック・オー・ランタン
かぼちゃをくりぬいて作るランタンです。
その昔、アイルランドに酒好きで乱暴者のジャックという男がいました。ハロウィンの夜、ジャックは悪魔に魂を奪われそうになりますが、悪魔を巧みにだまして自分の魂を取らないように約束をさせます。 時が過ぎ、年老いて死んでしまったジャックですが、生前悪いことばかりをしていたため天国には行けません。 そこで地獄へ向かいましたが、地獄の入り口には昔だましたあの悪魔が立っており「お前の魂は取らないと約束したではないか」と、ジャックを追い払ってしまいました。 天国にも地獄にも行けないジャックは、悪魔に頼んで分けて貰った地獄の火を、近くにあったカブをくり抜いて作ったランタンに灯し、この世とあの世をさまよい歩くようになったと言われています。 そして、このジャックが持っていたランタンが、いつしか「魔除けの火」として伝わり、ハロウィンに飾られるようになったそうです。 このように最初はカブでしたが、アメリカにハロウィンが伝わったとき、アメリカではカブが手に入りにくかったため、かぼちゃになったそうです。

いかがでしょう?ご存じでしたか? 今年はもう終わってしまいましたが、来年のハロウィンには、「ジャック・オー・ランタンは、もともとはカブだったんだよ」とか説明すると、子供たちに尊敬される・・・・・かも?

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秋山 深雪(あきやま みゆき)

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